【相続放棄】被相続人と音信不通で資産負債の状況が全く分からず、相続放棄したケース

【相続放棄】被相続人と音信不通で資産負債の状況が全く分からず、相続放棄したケース

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執筆者:弁護士小林洋介

(弁護士法人IGT法律事務所 代表パートナー弁護士)

保有資格:弁護士、経営革新等支援機関、2級FP技能士

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ご依頼者様の親族関係

被相続人との関係:姉

相続人:ご依頼者様、兄1の子、兄2の子、妹

相続関係図

依頼前の状況

被相続人にはお子様がいらっしゃらなくて、すでにご両親もなくなっていましたので、相続人としては、兄弟姉妹(代襲相続の場合はその子供たち)という事案でした。
ある日被相続人はお亡くなりになりましたが、ご相談者様から見ると、被相続人は消息不明の状態であり、音信不通であったため、ご依頼者様は被相続人が亡くなったこともご存じありませんでした。そうしたところ、被相続人の最後の住所であるA市(ご依頼者様の住所ではありません。)から、住民税の納税通知書が届き、相続人代表者を決めて欲しいなどと連絡が来ました。そこで、ご依頼者様は、はじめて被相続人が亡くなっていることを知りました。このとき、すでに被相続人が亡くなってから8か月ほど経過しておりました。
ご依頼者様は、被相続人とは何年も連絡を取っておらず、A市からは、これは昨年分であり、本年分の住民税もあるなどと言われ、ましてや資産、負債の状況は全く分からなかったため、ご相談にいらっしゃいました。

対応と結果

被相続人が死亡してから、8か月ほど経過しておりましたが、A市からの通知から数日であったため、相続が発生したのを知ってから3か月以内といえる事案でした。そこで、被相続人の負債を引き継ぐことを防止するために、相続放棄の代理業務を受任することとしました。
ご相談者様は、日中はお仕事で役所周りの手続が困難ということでしたので、弁護士が、戸籍収集、裁判所への申立てなどすべての手続を代理して行い、裁判所からの照会対応のアドバイスも行い、無事に相続放棄手続を行うことができました。

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