依頼前の状況
ご相談者様のお母様が亡くなり、相続が発生。
相続人は兄弟が3人でしたが、遺産(総額約2億9000万円)の中に、相談者の父(すでに他界)が創業し、ご相談者様が社長を務める非上場会社の株式及びその会社の事業用不動産が含まれていました。
依頼内容
不動産や株式の評価、及び分割方法で意見が対立し、任意の話し合いが困難な状況のためご相談を頂きました。
対応と結果
遺産分割調停の申立てを行い、相続人間の意見調整を行いました。
(1)不動産について
遺産の価値の大半を占めていた不動産(約2億5000万円)は、土壌汚染リスクもあったことから土壌汚染調査会社などを手配。
汚染調査を行い、売却可能な状態にして買い手探しも並行して行いました。
(2)株式について
ご相談者様の判断もあり、事業用不動産の売却も行うことと合わせ対処。
【解決結果】
(1) 不動産について
不動産は、簡易的な入札方式で買い手探しを実施。最も高額な買い手に売却し、売却代金を法定相続分で分ける調停を成立。
(2)株式について
事業を停止・廃業することとし、株式価値であまり対立が生じないようにしました。
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